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お尻や股の出来物が性病の可能性とは？
お尻や股にできる出来物の多くは、ニキビ、粉瘤、痔ろうが考えられます。
しかし、これら以外にもお尻や股に出来物ができることもあるのです。
それは、”性病”です。性病と聞くと、性器の周辺にできるイメージがありますよね？
性器の周辺だけにできるのが性病とは限りません。性病の種類の中には、お股だけでなく肛門やお尻まで広がってしまうものもあるのです。
お尻や股の出来物と間違えやすい性病について詳しくみて行きましょう。
お尻や股の出来物と間違えやすい性病とは？
特に注意したいのはヘルペス・尖圭コンジローマが挙げられます。これらは、性病で肛門やお尻まで出来物ができる可能性があるものです。お尻や股、肛門などの出来物がなかなか治らない場合などには疑いましょう。
性器ヘルペスについて
性器ヘルペスは、一般的にはヘルペスと呼ばれています。ヘルペスは、性器にできるものと口元にできる口唇ヘルペスとは区別して考えられています。
特徴としては、男女共に性器だけでなくお尻に症状が現れることがあります。また、痛みが生じることがあったり、発熱することもあると言われている性病です。出来物は赤い湿疹のようなものや水ぶくれができて、ただれてしまうことがあります。ただれが起きている場合は、他人への感染力が高いと考えられています。
性器ヘルペスの原因は、ヘルペスウィルスです。ヘルペスウィルスは、完全に体内から取り除くことは難しいとされています。そのため、まず第一に症状を落ち着かせる治療を行うことが一般的だと考えられます。薬を服用することで、重症化させずに治すことができる性病です。
尖圭コンジローマについて
尖圭コンジローマは、性器や肛門などに鶏のトサカに似た”いぼ状の出来物”ができる性病です。また、特徴としては再発しやすい性病と言われています。
尖圭コンジローマを放置してしまうと出来物の数はどんどん増えていきます。また、いぼ状の出来物そのものが大きくなってしまうケースもあります。
尖圭コンジローマの原因は、ヒトパピローマウィルスです。このウィルスには、良性と悪性のものがあります。良性の場合には尖圭コンジローマを引き起こすとされています。そして、悪性のものは子宮頸がんなどを起こす場合があり、注意が必要だと考えられます。
尖圭コンジローマの長い潜伏期間も特徴として挙げられます。性交渉などにより感染してから、およそ3週間から8ヶ月が潜伏期間とされています。
いぼ状の出来物ができた場合には、速やかに治療を行い、重症化させないようにしておきましょう。
また、子宮頸がんの検診については、２０歳以上の性交経験者は市町村の補助により低価格で検診を受けられる制度も整備されています。長い潜伏期間を考慮し、定期的な子宮頸がん検診を受診することをおすすめします。
性病は、パートナーと一緒に治療しましょう！
性器ヘルペスや尖圭コンジローマは、どちらも性交によって感染してしまう性病です。これらは痛みなどが出ることもあり、適した治療が必要となります。また、性病は、性交を行った際に移るものであるため、性交の時期・頻度と出来物の状態・期間を照合し、性病かを判断する目安にしてみましょう。
性病については、本人だけではなくパートナーにも重要な問題となります。性病の可能性がある場合は、パートナーも一緒に検査・治療を受けるようにし、感染拡大予防に努めましょう。
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