お尻や股にボコッとできた出来物が粉瘤かどうか見分けるためにはどうすればいいのでしょうか？そんな疑問を解決するために、粉瘤の見分けるポイントを紹介。さらに、粉瘤は潰すのが良いのか？病院へ行けないときの対処方法についても解説しています。お尻や股の粉瘤を治すために役立つ情報掲載中。

粉瘤という出来物は、身体のいろんなところにできるものです。なかでもできやすい個所が耳たぶ・耳の後ろ・背中・お尻・お股となっています。また、陰部にもできやすいといわれています。

デリケートな部分にできてしまうと大変です。初期症状であれば、しこりがある程度で済みますが、そのままにしておくと肥大し、痛みを伴うようになります。強い痛みを感じ眠れなくなるほどですから、きちんと病院で治療を受けるのが一番です。

お股は、粉瘤だけでなくニキビができやすい場所としても挙げられています。お股は、着衣の重ね着などにより蒸れやすく雑菌も繁殖しやすい場所です。そのため、キビや吹き出物の温床となるのでしょう。

お股に出来物ができてしまうと、他の身体の部位に比べ対処方法が簡単ではありません。お股に粉瘤だけでなく、ニキビ・吹き出物などができないように予防することが大切です。

 簡単な予防方法としては、清潔を保つことです。また、蒸れてしまうと雑菌やニキビ菌が増殖しやすくなり、炎症を起こしやすい環境となっていまします。そのため、通気性の良い状態を保つことも大切になります。通気性の良い下着・パンツを着用することをおすすめします。

お尻や股に粉瘤ができたか見分けるためには？

粉瘤は、明確な原因は分かっていません。また、ニキビと見分けるにはやや難しいこととされています。見分けるポイントしては、『黒い点』と『しこり』の２点です。

黒い点については、目視確認で分かると思います。ニキビの場合は、白っぽくなったり赤く腫れたりといった状態のものが多く見られます。また、しこりについてはお尻や股の出来物を触ってみると分かるでしょう。しこりは、出来物の内部に少し硬いようなものがあるといった感覚です。

お股にできた場合、うっかり見落としてしまいがちですが、頻繁にできものができていないかチェックし、悪化を防ぐようにしましょう。もしお股に粉瘤ができていた場合、ただちに病院で診てもらう必要があります。小さい場合は大がかりな手術は避けられますが、しかし肥大してしまっていた場合は、嚢胞と呼ばれる袋を除去する手術が行われます。

 
粉瘤は、一見するとニキビに見えてしまうため、潰そうとする人もいるでしょう。また、出来物を潰すと早く治るといった間違った認識を持っている人もなかにはいます。

粉瘤の場合は、注意が必要ですし、潰すことはやめておきましょう。粉瘤は、ニキビや吹き出物と違い潰すと悪臭がします。そして悪臭とともに、袋の中に溜まっていた老廃物なども出てくるため、始末が悪いでしょう。

場合によっては潰さなくてもにおう場合があるといわれています。そして、たとえ潰れて膿が出たとしても、嚢胞が残っていると完治したことにはなりません。しばらくすると再びできてしまうので、必ず病院で治療しましょう。

粉瘤ができた度に病院に行けないという場合の対策

粉瘤は、病院で治療しなければならないものです。しかし、『粉瘤ができるたびに病院に行くことはできない』という方もいるでしょう。病院の先生の中には、『放っておいても問題ない』という方もいます。

とはいえ、そのままにしておくとどんどん大きくなってしまいます。ですから、どうしても病院に行けない、もしくは何度も再発するという方は、『膿を絞り出す』『炎症を抑える』といった一時的な処置を行いましょう。
その方法として、『梅干の肉を貼りつける』『ティーツリーオイルを綿棒に浸し、塗る』『木酢成分の石鹸で洗う』などです。これらは一時的な効果ではありますが、そのままにしておくよりは良いでしょう。

とにかく、初期の状態ですぐに見分け、対処するのが一番安心です。お股にニキビらしきできものができた場合は、開口部の黒い点やしこりなどをチェックしてみましょう。

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