お尻や股のニキビから膿が出てきたときの対処方法

 
お尻や股の出来物から膿が出てくるようになってしまったことはありませんか？
お尻や股から膿が出てくると、下着が汚れてしまったり、ときには痛みが生じるといったことがあります。そこで、膿を出すお尻や股の出来物の対処方法について紹介します。

まず、お尻や股の出来物から膿が出る状態ってどういことなのでしょうか？

お尻や股の出来物から膿が出る状態として、考えられるのが３つ挙げられます。
1.化膿
化膿は、出来物の内部で雑菌などが増殖してしまい炎症を起こしている状態です。

2.炎症中
ニキビから膿が出てきたという場合に多い事例ですが、ニキビの内部で雑菌やニキビ菌が増殖し炎症を起こしている状態です。

3.出来物が膿を出す症状を持っている
痔ろうは、膿を出す症状を持っているものです。また、粉瘤は体内の不要物や脂肪など様々なものが出来物内部に溜まるといった出来物です。

次に、膿が出ているときの対処方法についてです。

お尻や股の出来物に膿が溜まってしまい、吐き出されてしまうことがあります。
この場合には、まず清潔を保つことを心がけ、下着や服が汚れないようにガーゼなどを当てておくことが第一のセルフケア対処方法です。

出来物の状態や種類によっては、市販薬を使用してセルフケアで対処することが可能です。

ニキビの場合

お尻や股にニキビができた場合は、顔用ではなく、お尻専用またはボディ専用の治療薬を使用することが基本です。
お尻の皮膚は、顔と比べ厚いため薬の作用が利きにくいといったことが起こります。お尻のニキビの状態よっては、抗炎症作用を持つ市販薬を使用したり、肌の状態を整えるために優れた保湿効果の高いお尻専用ケアアイテムがあるので、ご自分の状態に合わせて使い分けてみましょう。

お尻や股の出来物で、膿を出してしまう出来物はニキビだけではありません。
お尻の出来物で外せないのが、痔ろうと粉瘤です。この２つは、医療機関での治療が必要となります。

セルフケアとして、できることは”清潔を保つ””刺激を与えないようにする”といったことです。

痔ろうとは、腸と肛門に道ができてしまい、腸内からばい菌が肛門へと入り込んでしまって出来物や炎症が起きる病気を指しています。
化膿してしまうことが多く、膿が出てしまうと衣服が汚れることもあるため早期の治療が必要です。病院で症状の進行度合いを見ながら、内服薬や切開手術をして治療することが必要とされています。

粉瘤とは、皮下に袋ができてしまい、中に脂肪や汚れが溜まってしまう状態のことで、腫れたり痛みを伴うケースも見られます。中の膿を排出させたり、皮下の袋を除去する治療法が必要となります。

痔ろうや粉瘤は一度膿が吐き出されてしまうと出来物が小さくなり、症状が落ち着いたように見えてしまいます。しかし、繰り返し同じ場所に出来物ができてしまうため、しっかりと治療することが重要です。

膿が溜まったお尻の出来物は、つい自分で潰して中身を吐き出してしまいたいと考えてしまうことがあると思われます。しかし、ニキビをはじめ痔ろうでも粉瘤でも色素沈着を起こしたり、跡になってしまったり、症状を悪化させることがあるため、やめておきましょう。なるべく刺激しないようにし、自然に破裂してしまった場合に対処することが大切です。

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