お尻や股の出来物が膿を出したときの対処方法と原因

お尻や股の出来物から膿のような汁っぽいものが出てくる場合、どのようにしたら良いでしょうか？
この場合、お尻の出来物によって対処方法が変わってきます。そのため、お尻の出来物種類と対処方法を知っておきましょう！

膿が出てくる出来物の種類とは？

お尻や股の出来物は化膿して膿が出てくるタイプのものがいくつかあります。主に、粉瘤、痔ろう、ニキビの3種類が挙げられます。
これらの種類別に、特徴と対処方法をみていきましょう。

お尻や股の出来物から膿が出てくるようになってしまった場合、原因として考えられるのは”化膿”です。
お尻のや股の出来物ができ始めてから、出来物の状態が良くなっていません。例えば、蒸れた状態が多かったり、不衛生な状態が続いていると化膿しやすくなってしまいます。
（化膿は、主に雑菌が増殖していることで起きやすくなってしまいます。）

お尻の出来物の中でも、膿が出てくるﾀｲﾌﾟのものがあります。
それは、粉瘤、痔ろう、ﾆｷﾋﾞの3種類が挙げられます。これらは、お尻や股の出来物の代表的なものです。お尻や股の出来物と原因などを調べると必ず紹介されています。

粉瘤

粉瘤は、皮下に袋ができて、中に皮脂などが溜まってしまう症状を指します。この粉瘤が、赤く腫れたり化膿してしまう場合もあります。そして、何かの拍子に膿が出てくるといったことがあると言われています。
粉瘤に蓄積された中身が出ると非常に臭いことが特徴です。出来物と膿の関係として、「膿が出る＝良くなる」と思っている人もいますが、この粉瘤に関しては、良くはなりません。元々粉瘤とは、手術など専門的な治療を行わない限りは、治癒しないものです。もし、お尻や股の出来物が粉瘤であり、膿が出た場合は早急に医療機関を受診するようにしましょう。

痔ろう

痔ろうは、お尻でも肛門の周辺にでき、膿が出てしまう症状を持っているといった特徴のある出来物です。痔ろうの膿が出る原因は、主に直腸からの細菌、ばい菌の感染だと言われています。そして、炎症し化膿や発熱なども起きるとされています。
痔ろうは、肛門周辺にできる出来物のため膿が出ることで、下着を汚してしまうことが多いことも特徴と言えます。痔ろうもｾﾙﾌｹｱでは治すことが難しいとされています。専門医療機関により、薬や手術といった治療を受けましょう。

ﾆｷﾋﾞ

お尻や股にできる出来物で膿が出たとき、ﾆｷﾋﾞをｲﾒｰｼﾞする人は多いと思われます。
ﾆｷﾋﾞから出る膿というのは、雑菌と白血球が戦った老廃物がﾒｲﾝです。

ﾆｷﾋﾞは、身体や顔などといったどこの部位でもできやすく、膿が溜まってしまうことの多いものです。しかし、お尻や股にﾆｷﾋﾞができた場合は、皮膚が厚いため、なかなか治りにくいものだと言われています。お尻ﾆｷﾋﾞに限らず、顔にできたﾆｷﾋﾞもそうですが、膿が溜まった場合「潰したくなりませんか？」多くの人が、ﾆｷﾋﾞを潰して膿を出してしまいたいと思ったことがあると思います。

ﾆｷﾋﾞを潰して、膿を出していいのか？と聞かれると”Yes”とも”No”とも言えません。潰しても大丈夫（潰した方が良い）ﾆｷﾋﾞと潰してはいけないﾆｷﾋﾞがあるようです。

これは、素人判断でやることは難しいと思います。特に、お尻や股ﾆｷﾋﾞについてはお尻といった見えにくい場所ですし・・・潰しても良いとされるﾆｷﾋﾞは、正しい方法で行うことが重要とのこと。

間違った方法で行うと、ﾆｷﾋﾞ跡が残ったり、炎症が酷くなってしまい、痛みや腫れが生じることがあるので気になる場合は皮膚科へ相談してみましょう。

お尻や股から膿が出てしまったとき、医療機関を受診することが一番のおすすめです。
しかし、すぐに医療機関へ行くことができない状況である場合が多いと思います。そこで、お尻や股の出来物の膿の対処方法を紹介します。

まず、お尻や股の出来物に刺激を与えないようにすることが基本となります。
締め付けの強い下着の着用は避け、肌の刺激を軽減できる絹や綿の下着がｵｽｽﾒです。

お尻や股のﾆｷﾋﾞから膿が出た場合は、気にならない程度で済むことが多いですが、粉瘤や痔ろうの場合は、下着を汚してしまうといったことがあります。
下着を新しいもの取り換えるといったことができる状況ならば、新しいものを着用しましょう！

膿の出る状態が長く続く場合は、生理用ﾅﾌﾟｷﾝやおりもの用ﾅﾌﾟｷﾝなどを利用することもｵｽｽﾒです。ﾅﾌﾟｷﾝは、経血ではなく膿のようなものも吸収してくれるので下着を汚すことなく過ごせます。また、ﾅﾌﾟｷﾝは大きさやｻｲｽﾞが多く用途によって使い分けることができるのでおすすめです。（最近では、男性用のお尻の刺激を防ぐためのものが販売され始めました。）

粉瘤や痔ろうは、ｾﾙﾌｹｱでは治せないものです。粉瘤の手術が必要な場合でも数十分程度で終わるものですので、お尻の出来物から膿が出た場合は早めに専門機関を受診しましょう。
また、お尻ﾆｷﾋﾞから膿が出ている場合も医療機関を受診することをｵｽｽﾒします。炎症を悪化させないためにも、早めの受診により化膿止めや抗炎症剤などが処方され悪化させないこともできるようになります。

お尻や股の出来物から膿が出たときのお尻専用ｹｱ商品は使って大丈夫？？

 
お尻や股の出来物から膿がでたときは、お尻専用のｹｱ商品の使用は控えておいた方が良いでしょう。
（市販薬の炎症を抑えるものなどは、薬剤師さんに相談してみましょう！）

お尻や股にできた出来物がﾆｷﾋﾞの場合には、お尻ﾆｷﾋﾞ用のｹｱ商品や市販薬が販売されています。これらは、膿が出る前の段階で使用していると炎症を抑えたり、膿が溜まって出てしまうといった状態までに悪化させないといった効果が期待できるものです。自分のお尻の出来物の状態に合わせて使用するようにしましょう。

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